誰が子どもに教える時、子どもは一番学ぶのか?
次の4つの中で、誰が教えるとき、子どもは一番学ぶのですか?
1)親が子どもに教えるとき
2)教師が子どもに教えるとき
3)コーチが子どもに教えるとき
4)子どもが子どもに教えるとき
2<3<4
そう感じるのは私だけでしょうか。
あなたが、これから教員になろうとしている大学生なら、一度胸に手を当てて考えてみてほしいのです。
当然、教員になろうとしているくらいですから、教育というものが、教師というものが、
人生の中で優先順位が高い事柄になっているはず。
しかし、私は、ある飲み会で
「小学校のときの先生って好きだった?」と尋ねると、こう返ってきたのです。
「え、覚えてないです。」
これは私にとっては衝撃的でした。
マザー・テレサ大先生がおっしゃるとおり
「愛の反対は無関心ですね」
私は、
「小学校のときの先生が好き、と相手が答えたら、どんなところがよかった?」と訊こうと思っていましたし、
逆に
「小学校のときの先生が嫌い、と相手が答えたら、どんなところがきらいだった?」と訊こうと思っていたのです。
現実には、どちらでもない答えが返ってきました。
私自身、小学校のとき、小学校の先生が教えてくれたことは、「大人はウソつき」ということです。
「先生は川辺にダンボールの家があって、そこに住んでるよ」
「先生は、あなたをキャンプには連れていきません」
こんな発言をするたびに、
「本当はそこそこイイ家に住んでるだろ?!」
「どうせ、行事なんだから、全員行かせる義務があるだろ?!」
と思っていました。当時の先生は「大人はウソつき」ということを教えたかったわけではないと思いますが、
私が教わったことは「大人はウソをつく」ということでした。
4)がすぐれている理由はさまざまなところで言われています。
参照:
子どもは、他の子のいうことは聞きます。
なぜなのでしょうか?
それは、やはり身近でリアリティがあるからではないでしょうか。
教員はおそらく30年前の知識を語る存在でしかないとしたら、子どもにとってはまるでリアリティのない存在です。
そして、
2<3の条件としては、
コーチが、子ども自らが好きな習い事をしているという前提です。
私自身サッカーを小学生の頃習っていましたが、
その当時のコーチの教えは20年経った今でも心に残っています。
とはいえ、教師の仕事が不要ということはないと思います。
本当の教師の仕事は教えることではない、
これである!という考えは追ってお話したいと思います。
そんなわけで、先生たち、教えるのやめませんか?